展示会出展情報

第24回視覚障害リハビリテーション研究発表大会に出展しました。

4年前に大震災を経験された福島県での開催で、試練と戦いながら2年間、開催に向けて準備をすすめてこられたこの大会は、大変充実した内容となりました。

当日は東北地方の梅雨入りと重なり、あいにくの天気でしたが、JR福島駅から会場までは、おそろいのTシャツを着たボランティアの皆様が出迎えられ、安全に誘導されていました。

会場ではどのセミナーも満席で、地域における支援の取り組み事例として、中途視覚障害となった小学校教員の職場復帰支援の一例や、離島における視覚障害リハビリテーションの眼科医院の取組みなどが報告されていました。また、講演を聞きながらランチを食べるランチョンセミナーでは、日常用具、便利グッズの最新情報と、点眼薬や内服薬をどうやって見分けるかと言ったテーマでの講演が行なわれていました。

ポスター展示室では58個の調査、研究発表がポスター形式で展示されていて、駅プラットホームからの転落事例と留意点や視覚障害者向け漢字検索アプリの開発状況。また視覚障害者がもっと外食を楽しむための考察など、多岐に亘って報告されていました。

来年度の開催は平成28年6月18日土曜日と19日の日曜日に静岡県のグランシップ静岡で開催されます。開催日が近づきましたらメールニュースでお知らせします。では、出展内容についてお伝えします。

会期
6月27日(土曜日) 10時~18時 
6月28日(日曜日) 9時~15時
会場 福島県福島市コラッセ福島
主催 視覚障害リハビリテーション協会 

今回も、音声ガイド付きのICレコーダーと、スマホの音声読上げ機能を使って操作が出来るアプリで、どこからでもテレビが見れて、録画予約や録画番組も見れるパナソニックメディアアクセスのご紹介と、テレビがしゃべらない 他メーカー製であっても、パナソニックブルーレイディスクレコーダーと接続すれば、ブルーレイディスクレコーダーの読上げ機能を使って番組表の読上げや録画予約が出来ることのご紹介。また、19型の小さなサイズであっても、音声読上げ機能が搭載されていて、外付けハードディスクの接続で録画ができるテレビもご紹介いたしました。

今回ご用意できませんでしたが、ご来場のお客様から、愛用のICレコーダーについて、視覚障害者にとって安心できる機能なので、みなさんにお知らせしてはどうかと言われましたので、最後にこのICレコーダーについてご紹介いたします。

このICレコーダーは、XP007と言う機種でスティック型の細長い形状をしており、ペンのように胸ポケットに指したり、ノートに指したりできます。そしてなにより他のICレコーダーと違うのは、録音ボタンがスライド式になっているため、録音状態かどうかを触って確認することが出来ます。大事な話を録音するときに、ちゃんと録音ボタンが押されて録音状態になっているのか不安になる心配がありません。ご好評のカセットテープ型CS300に加え、次回の展示会にはこのICレコーダーもご用意いたしますので、是非会場でお確かめ下さい。

以上で、第24回視覚障害リハビリテーション研究発表大会を終わります。

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